JAEPOのレポートを色々書こうと思って、長文すぎるのをTwitterにあげても…って思ったのがblog開設のきっかけだったりします。
というわけでJAEPO2017に行ってきました。
JAEPOは今回で参加3回目。1度行くとまた次回も行きたくなる、わくわくするイベントですね。
都合が合えば、また来年も参加しようと思っています。
さて、JAEPOでKONAMIから発表された「新規タイトル(ビデオゲーム)」。
業者招待日まで明らかにされなかったタイトルで、またBEMANI機種か!と思われていましたが、発表されたのはボンバーマンをベースとしたゲーム「ボンバーガール」。
今回はJAEPOの会場で遊んできたボンバーガールについて、少し掘り下げてレポートします。
ゲーム概要
4vs4のチームに分かれ、爆弾やスキルでブロックや相手メンバーを攻撃し、相手ベースを占領するゲーム。
- 基本的にはボンバーマンシリーズ同様、ブロックを爆弾で壊して相手ベースに進み、相手ベースを破壊した方の勝利。
選択キャラはそれぞれ爆弾の置ける数や歩く速度、スキルが異なります。
- 今回のバージョンでは4キャラ使用可能。
プレイ動画を見ていただければ、雰囲気が伝わるかと思います。4gamerの直撮り動画がこちら。
[JAEPO2017]「ボンバーガール」直撮りプレイムービー
筐体特徴
- 画面は縦長モニタ(上部に自キャラ周辺、下部に自キャラ周辺の俯瞰+ゲームのステータス)に加え、操作パネル部もモニタになっています。
操作部はレバーとボタン3つ+起爆ボタンが配置されています。
前面モニタの手前に起爆ボタンが有り、敵のベース、あるいはミニベースを破壊できる際に飛び出し、押すことでベースを破壊できます。
- 筐体左下にヘッドホン端子あり(今回は使えず)
MUSECAやモンストACと同じ筐体か、と調べてみましたが、高さやスピーカー位置等考慮すると「MUSECAに似てるけど明確に違いがある」筐体でした。
スタート~キャラ選択~マッチング
今回のバージョンでは8台の筐体が4vs4に分かれて、ローカルマッチングし対戦します。
スタートするとまずキャラクターを選ぶ。キャラのステータスは以下の通り。
名前 | タイプ | ステータス | スキル1 | スキル2 |
---|---|---|---|---|
シロ | BOMBER ボムをたくさん置ける。 |
HP:2 BOMB:4 FIRE:4 SPEED:3 |
スクリューボム! 必要Lv2 爆風がブロックを貫通する特殊なボムを置く。 |
スーパーウルトラボム! 必要Lv5 周囲を焼き尽くす非常に危険なボムを置く。 |
モモコ | BLOCKER ブロックを生成できる。 |
HP:4 BOMB:3 FIRE:4 SPEED:4 |
ウォール・モモコ 必要Lv1 直線状に3つブロックを生成する。 |
癒やしのアイドルボイス 必要Lv5 周囲の自チームのプレーヤーのHPと建造物の耐久度を回復する。 |
オレン | ATTACKER 早く移動できる。 |
HP:3 BOMB:2 FIRE:2 SPEED:5? |
ダンクブレイド 必要Lv2 少し先にジャンプしてその周辺にダメージを与える。 |
リヴォルスラッシュ 必要Lv4 目にも止まらぬ動きで前進し、プレーヤーにダメージを与える。 |
エメラ | SHOOTER 遠距離の攻撃ができる。 |
HP:2 BOMB:2 FIRE:5 SPEED:1 |
Δスレッド 必要Lv1 3つエナジーをチャージする。1つずつエナジーを飛ばすことで、ダメージを与えられる。 |
Ωデリート 必要Lv5 前方向に超長距離の強烈なビームを射出する。自身もその衝撃でしばらく動けなくなる。 |
- キャラはその他、BEMANIシリーズ等からの参戦が予告されています。今回のバージョンでは搭載なし。
ゲーム詳細
同じチーム4人が自拠点でスタートします。
- 自拠点には敵にやられた時、あるいは帰還ボタンを押した時に強制的に戻ります。
ブロックを爆弾等で壊していくと、ボンバーマンみたいに火力等のアイテムは出ず、経験値アイテムのみが出ます。
経験値アイテムを集めることで、自チームの経験値を上げることができ、一定値以上でレベルが上がります。
レベルはチームで全員共通、最大値はレベル5となります。
レベルを上げることで、チームキャラの爆弾数や火力等のステータスが上がるほか、スキルも使えるようになります。
敵のミニベースを壊すことで、経験値アイテムが大量に手に入るようになっています。(写真中央部)
ボムは自分のチームの爆風にあたっても、HPは減りません。ただし数秒間動けなくなります。
- 敵チームの爆風に当たる、あるいは敵チームの攻撃を食らうとHPが減り、ゼロになると撃破となり、5秒後自拠点に戻されます。
最終的に敵拠点にあるベースを破壊したチーム、あるいは試合時間420秒後に戦況が優勢なチームの勝利となります。
戦況は敵の撃破、ベースの攻撃量で変動します。
ベースは以下のような構造になっています。ベースにはゲートが備わっており、壊すことでベース内部へ潜入できます。また、ゲートは周囲の敵を攻撃する能力があります。
JAEPOバージョンでは勝利チームが決まった時点で体験終了となります。
試遊インプレッション
今回何度か試遊できたので、個人的な感想と各キャラの印象を記載します。
シロ
シロが人気キャラとなっていましたが、かなり使いづらいキャラでした。爆弾の置ける数やスキルは強いのですが、足が遅く自分の爆風に巻き込まれることが多かったです。
爆弾の数とLv2スキルの貫通弾で、経験値集め要因として序盤は動き、後半は状況に応じて攻めor守りもできるオールマイティーな印象を受けました。
モモコ
Lv1から使えるスキル、前方にブロック3つ配置が強力です。自分のベース周りに置くことで、敵の進行を遅らせることができます。
後半もLv5の回復スキルが自拠点に作用し、自拠点が壊されるリスクを最小限に抑えることができました。
ただし攻撃力は弱いので、大勢で攻められるとやられます。ただし復活位置が自拠点に近いので、守り一辺倒になると思います。
オレン
攻撃が強いキャラです。足も早いので、最短距離で敵ベースに向かい、攻撃する戦術が効果的でした。
Lv2で使えるジャンプ攻撃は、何とゲートを越えることができるので、ゲートを壊す前にベースを攻撃できます。(自チームもゲートから入れないはずなので、ゲートからの攻撃を回避すれば最強なのでは…)
エメラ
今回試遊できませんでしたが、見てる感じだと遠距離からの攻撃に強いです。
ただしシロよりも遅いので、小回りがきかずやられるシーンが多かったかと思います。
ゲーム全体の感想
今回のバージョンは、とりあえずメインゲームを遊べるようにしたバージョンで、作り込みはこれからという印象でした。
キャラのバランスもこれから調整されていくと思いますが、現状モモコで守りつつオレンで攻めるのが強いです。
8人ローカルが10分かからず回るため、試遊の待ち時間自体は少なかったです。ただし業者やメディア含む注目度は抜群でした。
おわりに
KONAMIはe-sportsに力を入れる動きがあり、その一環として今回の新作に至ったかと思います。
キャラのやられシーン含むビジュアル面でのインパクトが強いですが、ゲーム性もよく考えられていて、個人的にはとても楽しみです。
ただe-sportsになるような対戦バランスを作ることに時間がかかりそうかな、という感想もあります。
また完成度はまだまだで、これも実際に稼働するのは来年かな?と予想してます。いずれにしても、今後の動きに期待して見守ろうかなと思います。
参考文献
「ボンバーマン」新作は「ボンバーガール」 “萌えキャラ”が爆破バトル(ファミ通.com)
[JAEPO2017]“マン”から“ガール”へ。名作対戦アクションに新要素を追加した「ボンバーガール」のステージイベント&プレイレポート(4Gamer.net)
おまけ